待機児童ゼロチャレンジに寄せて #taikijidou0challenge

「待機児童ゼロチャレンジ」のバトンが回ってまいりました。

ブログリレーのバトンが回ってきた

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先日、Twitterでメッセージをいただきました。わたしのブログをいつも読んでくださっているこゆさんからでした。

http://koyuki358.jp/

こんばんは。実は待機児童ゼロチャレンジのバトンを受け取ったのですが、ヒロタさんに回してもいいでしょうか?
お子さんも3人いらっしゃるからどうかなぁと思い、連絡させて頂きました

もし難しいようでしたら断っていただいて構いませんので(o^^o)

こゆさんはわたしのブログの記事をよく読んでくださっていて、Twitterでもたくさんコメントをいただいているんです。ここはお断りするわけにはいきません

まずは、「待機児童ゼロチャレンジ」について調べてみました。

待機児童ゼロチャレンジ

待機児童ゼロチャレンジの提案者は、Yuichiパパさんです。

http://happy-twinslife.com/

なるほど、おもしろそうな企画です。わたしは保育の経験は全くありませんが、保育士と教師は共通点も多いかと思いますので、その視点から考えていきます。

保育士ってすごいと思う

保育士って、ホントにすごいと思いますよ。わたしに言わせれば、保育士のみなさんってバケモノです。なんであんなことができるんだろう。感心します。

だって、言葉もよくわかってないチビッコに、いろいろと教えて、仕込んで、運動会やお遊戯会で発表できるレベルにするんですよ。なんでそんなことできるんですか?

こちとら、言わなくてもわかるくらいに物事が理解できる高校生相手に、いろいろと教えて、仕込んでも、なかなか数学の点数が取れるようにできません。

ほとんど言葉が通じないチビッコに、話して諭して、言うことを聞かせるんですよ。バケモノですよ。ホント。

こちとら、やっちゃいけないということが十分にわかってる高校生相手に、「それはダメだ」「きちんと直してきなさい」と話して諭して、言うこと聞かせきれません。眉はいじるし、ズボンは下げるし。

教師になりたくてなった

わたしは、小学生のころから学校の先生になりたいという夢を持っていました。小学生のころの夢を実現させて、今はそれで飯を食ってます。幸せな人生を送っていると思います。

学校の先生になりたいと思っていたんですが、具体的に「どの校種の先生になるか」「何の教科の先生になるか」ということを決めたのは大学入試のときです。

このとき、真っ先に「小学校」という選択肢が消えたのを今でも鮮明に覚えています。だって、わたしには無理ですもん。

わたしは小さい子どもが苦手なんです。言葉が通じない。チビッコにわかるような言葉で、自分の伝えたいことを表現し、理解させることができません。

ましてや幼稚園や保育園のチビッコなんて、ぜっっったいに無理です。わたしには。

息子の幼稚園

息子の幼稚園に行くことがあります。運動会やお遊戯会などの行事のときや、お預かり保育のお迎えに行くときなどです。

家では箸を持たせるのも一苦労、椅子に座らせるのもてんてこ舞いだったうちの息子を、しっかりてなづけてます。かけっこはきちんとコースを走ってるし、楽器は弾いてるし、踊りは踊ってるし、きちんと気をつけをして「せんせい、さようなら」と挨拶もできるようになってる。

やっぱり、幼稚園や保育園の先生たちって、バケモノです。超人です。

待機児童

「待機児童」とは、保育園に入りたくても入れずに待っている状態の児童のことです。大きな社会問題になっています。

「保育園に入りたくても入れない」。でも、今は少子化が問題になってるんですよね。何が足りないから入れないんでしょう。保育園そのものですか?保育士が足りないんですか?

おそらく、保育園、つまりハコはあるんだと思います。足りないのは保育士。でもね、そりゃそうですよ。足りなくて当たり前です。

優秀な人材が保育士になりたがらない

先ほどから書いてますけど、保育士ってバケモノなんです。超人なんです。言葉の通じないチビッコに、いろいろ教えて、かつ言うことを聞かせるなんて、常人にマネのできることではないんです。

それほどの事ができる人たちです。いろんな仕事を選んでやれる人たちですよ。

それなのに、保育士の待遇の悪さ!これはあんまりでしょう。

平成26年度の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均年収は34.7歳で310万円ほどとなっています。

・平均年齢:34.8歳
・勤続年数:7.6年
・労働時間:168時間/月
・超過労働:4時間/月
・月額給与:216,100円
・年間賞与:573,800円
・平均年収:3,167,000円

出典:厚生労働省「平成26年度 賃金構造基本統計調査」

http://careergarden.jp/hoikushi/salary/

いやいやいや・・・。34.7歳で310万?意味が分からないんですけど。だって、これって超人に出す報酬じゃないですよ。

わたしは高校の教員をしています。生徒の進路について、いろいろと指導をしたり相談に乗ったりします。

めちゃめちゃ数学ができる生徒で、友達に教えるのも上手で、部活もきっちりやってて、リーダーシップが取れて、礼儀正しくて。こんな奴が教員になったら、いい先生になるだろうな、と思うような優秀な生徒は、おおむね他の職業を希望してることが多いです。

成績が学年でトップクラスの生徒は、教員志望は少ないですね。理由は、もっと魅力を感じる仕事が他にあるからです。

もちろん、教員や保育士の魅力って、お金だけじゃないと思います。わたしも、お金持ちになりたいのなら、教員はとっくに辞めて他の仕事してると思いますよ。子どもたちと触れ合って得られる教員としての喜び、充実感、やりがいを感じているから、この仕事を続けています。

でも、喜び、充実感、やりがいだけでは人は集まりません。教員採用試験は狭き門ですが、超優秀な人材は教員採用試験は受けていません。

保育士も同じだと思うんです。子どもと触れ合う喜び、充実感、やりがいをもって働いていらっしゃるバケモノのみなさんには心から敬意を表します。しかし、それだけでは人が集まっていないのが現状です。

働く人の「やりがい」に甘えて、より良い方策を講じないのは、国や経営者の怠慢でしかありません。

政治家が頑張れよ!

何が一番手っ取り早いかって、やっぱり政治の力だと思うんです。

でも、政治家って「教育」「福祉」は後回しなんですよね。だって、お金にならないし、選挙の票にならないもん。

道路はすぐできますよ。線路はすぐできます。大きな体育館はすぐに建ちます。でも、保育園はなかなか建ちません。

わたしたちにできることは、選挙に行くことだと思うんです。「教育」「福祉」を真剣にやってくれる政治家を応援する、ということをみんながアピールすれば、その票が欲しい政治家が頑張るはずです。

教育や福祉が政治家にとってお金や票につながるという社会の仕組みを作り上げれば、政治家たちはもっともっと教育や福祉に力を入れるようになります。分かりやすい流れです。

だから選挙に行きましょう。時間はかかるかもしれませんが、一番の解決策だと思います。

バトンタッチ

なんだかまとまらない話になったような気がします。論点もなんだか定まってないような感じですが、このあたりで次にバトンタッチします。

わたしがバトンを渡すのは、わたしのブログをよく読んでくださり、Facebook上でもコメントをたくさんくださる向井洋平さんです。

http://musyokutoumei.blog.jp/

向井さんは、めっちゃ説明が分かりやすいんです。いろんなことをブログに書いていらっしゃるんですが、その分かりやすさたるや、池上彰クラスですね。きっと、待機児童の問題も分かりやすく書いてくださるのではないかと思っています。と、ハードルを上げておきました(^^)v

雑感

Posted by Hirota