「円周率の日」を知っていますか?3月14日だけじゃ甘いです!

こんにちは。数学奇人のヒロタです。

先日、Twitterで突然コメントをいただきました。
突然のリプライ失礼します。記事が面白かったので、その感謝として御礼したくメッセージしました。ブログも拝読していまして、数学に関する記事は秀逸です。いつもありがとうございます。
もうね。感無量ですよ。

全く面識のない方から、わたしのブログを読んで感想をいただくなんて。

それも、お褒めの言葉をいただくなんて。

さらに、わたしが生業にしている数学について、その記事の内容が「秀逸です」なんて。

こちらこそありがとうございます。励みになります。

円周率

円周率はみなさんご存知ですよね。

\pi ってやつですね。

円周の長さを直径で割った値で、無理数です。超越数です。

\pi=3.14159265358979323\cdots くらいの数です。

小学校や中学校では「3.14」で計算するアレです。

ゆとり教育では「3」で計算して、東京大学からめっちゃ皮肉めいた問題を出題されたアレです。
円周率は3.05より大きいことを証明せよ。

東京大学(2003)

円周率の日

世界的に有名な「円周率」ですが、世界中に「円周率の日」があるんだそうです。

3月14日

誰もが思いつくのは、3月14日ですね。

ズバリ3.14です。

ちなみに3月14日はホワイトデーですね。福岡市の石村萬盛堂がその起こりとされています。

石村萬盛堂の社長さんとお話しさせていただいたとき、こんなことをおっしゃっていました。
社長
3月14日をホワイトデーとして「マシュマロデー」と呼び始めたのは私たちなんだけど、マシュマロじゃなくてアップルパイにすればよかったと思ってますよ。だって、パイの日だから。
3月14日1時59分や、3月14日15時9分は究極の時間なんだそうです。

7月22日

7月22日がどうして円周率の日になるのか分かりますか。

実は、古くから円周率が3.14くらいの数であることは知られていたんです。

それが無理数で超越数だと知られるようになるまでは、円周率は普通に計算で求められると思われていました。

その計算の一つが \dfrac{22}7=3.142857142857\cdots なんです。

ヨーロッパ式の表記で7月22日は「22/7」ですから、この日を円周率の日と定めたようです。

12月21日

12月21日はどうでしょう。

わたしはさっぱり分かりませんでした。

12月21日は、元日から数えて355日目です(閏年を除く)。

中国の数学者・祖沖之(そちゅうし)は \dfrac{355}{113}=3.141592920353982\cdots という近似値を見つけ出しました。

「3.141592」まで一致してますね。どうやってこんなの見つけたんだろう。

ということで、分子の355をとって、元旦から数えて355日目の12月21日を円周率の日と定めたということです。

特に中国でこの日を円周率の日と言っているようですね。まあ、当然です。

計測結果

え?減量部は関係ないんじゃないかって?

数学の話をして、減量をおろそかにしちゃだめでしょ。

さあ、計測結果です。

それでは、今日も体重計にライド・オン!

そして、ルック・アット・デジタル!

91.4kg!(99.7kgから8.3kg減、昨日から0.9kg減)

ほら、見えてきましたよ。久々の80キロ台が。

数学がダイエットに効果的であるという研究をしてみようかなぁ。