以前、「手帳に100均のノートを使う5つの理由」で「情報は1冊のノートにまとめなさい」という本を紹介しました。
「情報は1冊のノートにまとめなさい」との違い
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (Nanaブックス)
この本は本当に素晴らしく、私の手帳の使い方、考え方はこの本で大きく変わりました。今でも100均ノートを手帳として使っています。
前回の記事で、いろんな方が検索してこのブログにたどり着いてこられる中で、検索ワードの中から1冊の本を見つけました。「100円ノート『超』メモ術」です。
この本を読んで、さらに目から鱗が落ちる思いでした。よく見るとコンタクトレンズでした。
世の中には本当に頭のいい人がたくさんいます。100円のノートがここまで便利に使えるのか、と、ただただ感心するばかりです。
「情報は・・・」と「『超』メモ術」の違いは、ズバリ「検索法」です。前者はパソコンとの連動を前提としているのに対し、後者は100円ノートだけでデータベース化が完成します。
この本を読んで、100円ノートの使い方がまた進化しました。改めて今の私の手帳についてお話しします。
書きなぐる
「手帳にきれいに書こう」とか、「誰が見ても分かりやすい手帳にしよう」なんて思ってはいけません。そんなことをするから、面倒になってやめてしまうんです。学校で授業のノートをきれいに丁寧に書く生徒と同じですね。「書くこと」が目的になり、大事な内容は全然聞いてない。以前、東大生のノートがきれいだ、とかで話題になりましたが、あれは間違ってますよ。
東大に合格できるほどの生徒だから、授業中にきれいにノートを書く余裕があるんです。聞かなくても分かるから。
きれいに書くことよりも、気付いたこと、考えたことが消える前に書く方が大事です。だから、私を含めて凡人は書きなぐるんです。
手帳は基本的に自分で書いて、自分で見るものです。だから、自分に分かればそれでいい。むしろ、他の人が見たときに分からない方が都合が良いことも多いのではないでしょうか。
ただ、自分が見ても分からないような状態では意味をなしません。生徒にもいますよ。自分のノートを持ってきて、
先生、ここには何が書いてあるんですか?
って聞くんです。そのノートは、その生徒が自分で書いたノートです。私の書いた字ではありません。
先生が授業をしたんだから、ここに何が書いてあるかわかると思って。
だそうです。最低限、自分には分かるように書きなぐりましょう。
すぐに改ページ
情報を混ぜないことが大切ですね。いろんな情報を同じページに混在させることは、あとから読み返したり探したりするときに大きな障壁になります。
だから、少しくらい余白が残っていてもすぐに改ページです。2000円の手帳を使えば、もったいなくて詰め込みたくもなりますが、100円ノートを使う理由はここ。もったいなくはありません。
書いたページの下端を破る
ノートに何かを書いたら、そのページの下端を上の写真のように手でちぎって破ります。たったこれだけの作業で、ノートの便利さが格段にアップします。
勘のいい方ならもうおわかりでしょう。そうです。最新ページをすぐ開くことができるんです。書きたいときに、すぐにノートを開くことができます。
最終ページはインデックス
これが、今回の「『超』メモ術」の最大の特徴です。裏表紙を一枚めくった最終ページをインデックスページにします。
1行に1項目、いわゆる「カテゴリー」や「タグ」を記入します。
ノートを1ページ書くごとに、そのページが属するであろうカテゴリーやタグの行の端を、上の写真のように塗るんです。
すると、その項目に該当するページが一目で分かるようになり、素早く情報を見つけることができるというわけです。
カテゴリーやタグは、思いついたらその場で追加すればいい。この方法は素晴らしいですね。これならPCが無くても検索できます。
新ノートに移行するときに精査
100円ノートですので、せいぜい30~40ページです。1冊はあっという間になくなります。これも狙いの1つなんです。
一冊のノートが終わり、次の新しいノートに移るときの新鮮な感覚は、間違いなくモチベーションにつながります。
また、ノートを移行するときに情報の整理、ToDoの整理ができます。カテゴリーやタグが不適切な場合、ここで精査すればいいのです。
あと、「整理」と「整頓」の違いについて。「整理」はいわゆる「捨てる」ことです。きちんと片付けて整えることを「整頓」といいます。不要な情報を新しいノートに持ち込まないように上手に整理、整頓します。
とにかく素晴らしい100円ノート手帳
とにかく、100円ノートを手帳に使うのは素晴らしい。
- 気兼ねなく使える
- 頻繁な引越でモチベーションの維持と情報の整理
さらに、アイデア一つで100円のノートの価値が2倍、3倍、いや、何十倍にもなります。
私は今後も100円ノート手帳を使い続けることと思います。また何かいい工夫を思いついたり、見つけたりしたら、ご紹介したいと思います。
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