最近は、どこのお店に行ってもフッ素樹脂加工のフライパンばかり売っています。いわゆる「テフロン加工」のフライパンです。
鉄のフライパン
価格もかなり安いものからあり、500円以内のワンコインで購入できるものも珍しくありません。
私はこのフッ素樹脂加工のフライパンが嫌いで、鉄のフライパンを探していたのですが、フッ素樹脂加工のフライパンが広く流通し、鉄のフライパンがなかなか売っていません。
鉄のフライパンを買いました
先日、近くのホームセンターやスーパーでフライパンを物色していました。
やはりフッ素樹脂加工のフライパンばかりで、鉄のフライパンが全然見当たりません。
諦めてネットで注文しようと思っていたとき、妻が一言。
妻 あそこのお肉のコーナーの近くにあったよ
早速お肉のコーナーに行ってみたところ、ありました、ありました。中華鍋と鉄のフライパンが2つずつ。
早速鉄のフライパンを手にとって、レジにダッシュです。
こうして、鉄のフライパンをゲットすることができました。
フッ素樹脂加工の短所
私がフッ素樹脂加工のフライパンが嫌いな理由は、調理しているときになんとなく「手応え」がないという所だったんですが、調べてみると悪い面がたくさん見えてきました。
やわらかい
フッ素樹脂加工は、アルミ等の地金の上に吹きつけられた加工です。この吹きつけは大変柔らかく、すぐに剥がれます。硬い金属のヘラ等は使えません。
有害
フッ素樹脂加工がはがれたものが、料理に混じって体内に入る分には、そのまま消化されずに排出されるため、全く問題ありません。
しかし、加熱によって気化したフッ素樹脂を吸入した場合、強力な発ガン性が確認されています。
フッ素樹脂の気化点は約250度と非常に低く、フライパンを少し空焚きするとあっという間に達してしまう温度です。
鉄のフライパンの短所と反論
焦げる
鉄のフライパンはすぐに焦げると言われます。確かに、フッ素樹脂加工のフライパンは焦げてこびりつくことがないように作られているのですが、それに甘えて、温度や油の量などを何も考えずに調理するクセがついてしまい、そのままの感覚で鉄のフライパンを使うと、当然焦げ付きます。
鉄のフライパンは、まずよく加熱し、十分熱くなったら少し多めの油を注いで全体にまわします。これを油まわしといいます。
油を十分に回したら、その油を油缶に戻します。これを油返しといいます。
あとは、中火で調理を始めてみてください。焦げることなどありません。餃子やオムレツも、気持ちいいくらい「ペロン」と返ってくれますよ。
錆びる
鉄ですので、手入れを間違えると当然錆びます。
鉄のフライパンは、使用後は洗剤を使わずに水洗いをします。その後、よく水を切って、加熱をし、水分を完全に飛ばします。最後に油回しをして保存します。これで錆びることはありません。
鉄のフライパンの長所
鉄分が摂れる
鉄のフライパンですので、調理の過程で当然鉄分が食材に混ざります。不足しがちな鉄分を補うことができます。
硬い金属のヘラ等が使える
コーティングが剥がれる心配もありませんので、金属製のヘラ等が気兼ねなく使えます。
確実にIHが使える
IHクッキングヒーターは、電磁調理器です。磁石がつくものを加熱する調理器です。鉄には磁石がつきます。確実にIHクッキングヒーターが使えます。
まとめ
鉄のフライパンは、フッ素樹脂加工のフライパンと比べて、お手入れが面倒なのは確かな事実です。特に使いはじめのころは、慣れないことも相まって、かなり煩わしいと感じる人も多いかと思います。
しかし、鉄のフライパンは、使い込んで馴染んでくるものであり、どんどん使い勝手が良くなるものなのだそうです。
鉄のフライパンを使い始めました。まだまだ使い始めですが、継続してレポートしていきたいと考えています。