母校である福岡教育大学の数学教育講座より機会を頂き、新入生に対する講演会で話をさせていただきました。
7月上旬
7月上旬に恩師の坂本隆則先生からご連絡を頂き、新入生講演会で話をしてもらえないか、というオファーを頂きました。
コミュニケーション能力のうち、発信力を強化するのに最適の機会です。二つ返事でお受けしました。
自分自身がお世話になった大学であり、かつ現在たくさんの卒業生がお世話になっている大学です。少しでもお役に立つことができれば、すごく嬉しいことです。
時間の調整
今回の講演会は、12時45分から14時15分の90分間の間に、3人の話を聞くという企画でした。私以外にも小学校の先生、中学校の先生が講師で呼ばれていました。
今日は普通に城南高校で課外授業が行われていて、私の授業はきっちり3時間入っていました。4限目まで授業をしていたら間に合いませんので、時間割変更をお願いし、1時間目から3時間目までに授業を詰めてもらいました。
3時間目が終わるのが11時30分。それから学校を出発しても、12時45分はギリギリの時間です。話す順番を最後にしてもらえるようにお願いし、できるだけ早く駆けつけるようにしました。
大学に到着したのが13時でした。教室を見つけ、中に入るとすでに講演会は始まっていて、男の先生がお話をされていました。なんと、この時点で一人目の先生はすでに話を終えていたんだそうです。本当に間に合わないところでした。
堅い話は話は抜きにしよう
私は、人前で話をするときには「和ませてなんぼ」だと思っています。真面目な話をしなければならない場面もありますが、話をする以上は聞いてもらいたい。相手を聞く姿勢にするのも、話す側の力量だと思います。授業も同じ。
しかも、学生にとっては座りっぱなしでの3人目の話。まずは立って背伸びをしてもらい、肩の力を抜いてもらうことから始めました。
学校の先生として、一番大切なことは授業であるということ。
数学を教える上で大切なことは、教える側が数学を楽しいと思っているということ。
教師としての成功とは、「あなたがいてくれてよかった」と言ってくれる生徒が一人でもいいからいてくれるということ。
こんなことを話しました。どうです、硬そうでしょ。これを、どっかんどっかん笑いを取りながら30分間しゃべり続けました。結構やるでしょ(笑)
何もかもが懐かしい
お話をさせてもらった30分間はあっという間に終わってしまいました。
その後、恩師の坂本先生とじっくりお話をさせて頂きました。本当に懐かしいひとときでした。また、自分のクラスの卒業生で、福岡教育大学の現役の4年生の学生が話を聞きに来てくれていて、その子も交えて不思議な時間を過ごさせて頂きました。
大学の建物、中庭の噴水、食堂、道、池、その他何もかもが懐かしい。頭の中が完全に24年前にタイムスリップしました。
本当にいい時間を過ごさせてもらいました。このような機会を与えてくださった先生、そして福岡教育大学に心から感謝します。ありがとうございました。