使わずに取っておいた玄米にコクゾウムシが湧いてしまいました。
コクゾウムシ
コクゾウムシ(穀象虫、学名 Sitophilus zeamais)は、コウチュウ目(鞘翅目)・オサゾウムシ科のゾウムシの一種。世界各地に生息するイネ科穀物の有名な害虫で、和名もそれを表したものである。また、日本では縄文時代後期の土器圧痕からの検出例があるなど穀物栽培の開始と同時に見られるとして、稲作とともに渡来したとするのが定説であったが、これを覆すとされる発見がなされている。
主食である稲(米)を食い荒らす事から「米食い虫」の異名が付けられている。
体長は2.1–3.5mmとゾウムシ上科の中では小さい部類に入る。体は赤褐色や暗褐色で、やや細長い。背面には細かく密な点刻がある。発達した強固な後翅をもち、飛行能力も優れている。体も小さく、穀物の貯蔵庫などに容易に侵入する。
画像は上のWikipediaのリンクに任せます。虫が苦手な方は閲覧注意です。
鼻が長く、ゾウみたいなフォルムです。米びつに紛れ込み、お米を食い荒らすようですね。
取っておいた玄米
夏くらいに玄米を買って、食べずにそのまま取っておいたものがありました。
ふと思い立ち、「そうだ、玄米を炊こう!」と3号の玄米をボウルに取り、水で洗っていると、何やら黒い粒がひとつ、ふたつ、・・・。
コクゾウムシでした。2匹の虫をつまみ取り、再び玄米を洗うと、更に黒い粒がひとつ、ふたつ。次々に出てきます。
駆除法
コクゾウムシにやられた玄米、なんとかこの虫を駆除する方法ってないんでしょうか。調べてみました。
米びつに紛れ込んだ場合、成虫は黒色なので気がつきやすいが、幼虫は白色なので気づきにくい。ただしどちらも水に浮くので慎重に米研ぎをすれば気づくことがある。もし万が一気づかずに炊いてしまったり、食べてしまっても害はない。
Wikipediaにはそう書いてありましたが、今ある玄米を全部洗うわけにもいきませんし。
他にネットで調べてみると、結構コクゾウムシにやられた方って多いみたいで。いろんな駆除法がアップされてました。
天日干し
一番いいのは、天日干しのようです。玄米を薄く広げ、天日に干すことで、暗くて湿気のある場所を好むコクゾウムシがどんどん出てくるんです。
2時間も天日に当てていれば、コクゾウムシはどこかに行ってしまうみたいですね。
確かに、天日に当て始めてから2分も立たずに、ゾロゾロとコクゾウムシが出てきました。
冷凍
冷凍庫に保存することで、コクゾウムシは死んでしまうようです。
2時間天日に当てた玄米を、注意深く1カップずつ観察しながらジップロックの袋に移し、冷凍庫に入れました。
わたしの目で見た限りではすでにコクゾウムシはいませんでしたが、もし生き残っていたとしても、冷凍庫で凍死するはずです。
洗うときに浮いてくる
もしも生き残りがいた場合、玄米を洗うときに必ず浮いてきますので、それを除去すれば全然問題なしです。
虫にやられた玄米も、このようにすれば無駄にすること無くいただけます。
少なく買って早く食べる
お米って、生鮮食品です。たくさん買っておいて、保存状態が悪ければ今回のように虫が湧くこともあります。
少なく買って早く食べる。やはりこれが最大の虫対策ですね。