紅白歌合戦について考えてみました。
NHK紅白歌合戦
大晦日といえばNHK紅白歌合戦。嫁はこれが大好きで、毎年大晦日のうちのテレビは紅白なんです。
最近は下火になりましたが、数年前までは大晦日といえば格闘技、という風潮がありました。NHK以外の局は、どこにチャンネルを合わせても格闘技。プロレスやK1やプライドやなんやかんや。
わたしも柔道をかじってますので、柔道の選手が格闘技の試合でテレビに出てるとなれば、観戦したいわけですよ。
もうね。やってられませんよ。
格闘技ブームも去って、今は紅白と被ることもなくなりましたが、当時は「何が紅白だ、バカヤロウ」って思ってました。
選考基準
今回、小林幸子さんが久しぶりに紅白歌合戦に出場します。33回連続で紅白に出場していた小林さんですが、2012年に落選して連続出場記録が途絶えました。今回、4年ぶりに「特別出演」として出場です。
2012年に落選した理由は、所属事務所とのトラブルだったようですが、紅白歌合戦には独自の選考基準があるようで。
- 今年の活躍
- 世論の支持
- 番組の企画・演出
の3つの点を中心に、次のデータを参考にして選考するようです。
- 7歳以上の全国7000人を対象にアンケート「紅白に出場してほしい歌手」
- 7歳以上の全国8000人を対象にアンケート「紅白に出場してほしい歌手」
- 「NHKのど自慢」の予選出場者の選曲
- CD・カセット・DVDの売り上げ
- 有線・カラオケのリクエスト等
今年の活躍
基本的には、前回の放送が終了してからの1年間にヒット曲を出した歌手を対象として、出場者の選考が行われる。本人や所属レコード会社・所属事務所に対して選考対象とされることや出場への意思の有無の確認が行われ、例年11月頃に行われる選考会議で最終決定される。
Wikipedia NHK紅白歌合戦
「前回の放送が終了して」ですので、「2015年内に」とほぼ同値ですね。
調べてみました。紅白歌合戦の公式ページにあるプロフィールには、今年シングルやアルバムを発表したり、全国ツアーをしたり、何かと話題になったりとかいうことが書いてあるんです。
でも、次の方々ってどうなんでしょう。
- 伍代夏子
- 天童よしみ
- X Japan
- ゴールデンボンバー
- BUMP OF CHICKEN
- 細川たかし
- 美輪明宏
いやあ、「今年の活躍」ですか?ないっすよね。
【1月28日追記】
NHKのHPからデータが消えちゃったみたいです。リンクは削除しておきます。
世論の支持
おそらく、上に挙げた方々は「世論の支持」を集めたのだろうと考えられます。
紅白に出場してほしい歌手として、たくさん票を集めたんでしょうね。
NHKのど自慢やカラオケで、たくさん歌われたんでしょうね。
他の条件
Wikipediaによると、他にも基準となる条件があるのだとか。
NHKへの貢献度
NHK番組への出演や、番組主題歌を歌ったりすることが、NHKに対する貢献度となるんだそうです。これで選考が大きく左右されるみたいですよ。
特に『連続テレビ小説』や『大河ドラマ』の主題歌や、オリンピック、FIFAワールドカップのNHK中継テーマソング、NHK全国学校音楽コンクール課題曲(中学校の部)を担当した歌手は出場しやすいんだそうです。
大きなヒット曲や話題性がなくても、日頃からせっせとNHKの番組に出演し、テーマソングを歌って選出され、本番の舞台でNHK番組のテーマ曲や過去のヒット曲を歌う歌手が例年見られます。
事務所ごとの出場枠
所属する芸能事務所ごとに一定の枠があるんだそうです。番組は公式には認めていないみたいですけどね。
でも、ジャニーズ事務所の社長が「NHKに2枠固定と言われ意固地になっていた」と枠の存在を暴露したこともあって、公然の秘密(完全に言葉おかしい)となっているんだそうです。大ヒット曲を出しながら事務所枠の関係で出場機会に恵まれない例もあるみたいですね。
不祥事の有無
NHKは公共放送であり、その番組は国民が払う受信料によって制作されています。出演者に対して支払われるギャラも、もちろん受信料から賄われます。
ですから、イメージがクリーンであることも、出演者の重要な条件になっているんだそうです。
2012年に小林幸子さんが落選したのは、事務所とのトラブルが原因ということでしたが、これに該当するんですね。
結局はNHKの腹次第
NHKの番組にいっぱい出て、NHKの番組で歌って、NHKと仲のいい歌手がその年活躍していなくても出る。
結局は「NHKとその仲間たち」の番組なんですね。わたしはNHKに対してそんなに価値を感じていないので、この仲良し番組には完全に価値を感じません。
今年も大晦日は嫁とのバトルでしょう。まあ、負けますけどね。