数学の歴史は「認める」の歴史です。
この話は第2話。第1話はこちら。
https://hiro365.tarohiro.com/2016/02/16/zeta/
極限のお話
第1話と比べると、少し小難しいお話になります。頑張ってついてきてくださいね。
「極限」のお話をします。
みなさん「∞」の記号を見たことがあるかと思います。数字の８を横に倒したような記号。
ジャニーズにいますよね。なんジャニか知りませんけど。
「エイト」って読んでますよね。
あのね。「８」じゃありませんから。∞は「無限大」って読むんです。無限に大きいんです。とんでもなく大きいんです。
8より大きいのかって？あのね。8って、9より小さいでしょ。∞は9より大きいんですよね。はい、∞の勝ち！
∞はどのくらい大きいのか
無限大がどのくらい大きいのかって？何よりも大きいんです。
これが無限大です。数学奇人のみなさんならお分かりですよね。イプシロン-デルタです。
とにかく、わたしはどこの誰よりもバカなんです。って、なんだと、このやろう！
ま、まあ、とにかく、無限大ってのは他の何よりも大きいんです。でも、数字じゃないんです。「大きい」っていう概念。
何回も何回も掛け算してみよう
これを2回掛け算すると、
3回掛け算すると、
10回掛け算したら、もっと小さくなるんですけど、
そこで、同じ数字を10回掛け算するのを
これを計算すると、
じゃ
これを数学語で
って書くんです。
まあ、平たく言うと、
表現は「近づく」なんですが、数学ではこれを0として計算します。
つづきます。