わたしの日常に価値はありますか?

1+2+3+4+・・・がマイナスや分数に!認めて発展してきた数学の歴史 その4

数学の歴史は「認める」の歴史です。

この話は第4話。これまでの話はこちら。

https://hiro365.tarohiro.com/2016/02/16/zeta/

https://hiro365.tarohiro.com/2016/02/17/zeta-2/

https://hiro365.tarohiro.com/2016/02/18/zeta-3/

微分のお話

今日の話は、微分のお話です。

わたしは微分積分がきらい

微分とか積分って、わたしは苦手なんです。ていうか、きらいなんです。だって、計算ばっかりなんだもん。

計算が好きだったら、数学の先生になんかなりませんよ。計算がきらいだったから、数学の先生になったんです。この話は、また今度しましょうね。

高校生のときに微分や積分をはじめて習って、あまりの計算の多さに苦手意識を持ってしまったんです。

そのときに習っていた数学の先生が、あまり好きな先生じゃなかったっていうのもあるんだけど、全然勉強に乗り気じゃありませんでした。

で、テスト前に全然分からなくて。ヤバイじゃないですか。だから、質問に行ったんです。行きたくなかったけど。

わたし
先生、この微分がうまくいかないんですけど、どこが違うんでしょうか。

先生
微分のことは微分でやれぃ!なんちゃって

もうね。ダジャレですよ、ダジャレ。こちとら、きらいな先生に断腸の思いで頭下げて質問に行ってるのに、こともあろうに第一声がダジャレですよ。しかも面白くない。

完全に勉強のやる気なくすのに十分な理由です。このときから、わたしは微分が大きらい。積分はもっときらいです。

でも、微分とか積分って、いわゆる「ザ・数学」です。微分や積分なしで、数学の世界を渡り歩いていけるほど甘くないんです。

それでも、わたしは微分と積分がきらいでした。だから、逃げまくってましたね。

大学で数学を勉強して、微分や積分からこれだけ逃げ切ったわたしって、ある意味すごいと思うんです。

逃げ続けられるものでもない

しかし、いつまでも逃げ続けられるものでもないんです。だって、学校の数学の先生になっちゃったんですから。

教えなきゃいけないんですよね。さすがに、自分ができないことは教えられない。

柔道で背負投をできない選手が背負投を教えることはできます。内股できない監督が内股を教えることはできます。自分ができるのと、教えてやらせるのは違う。

でも、勉強に関しては、数学に関しては、自分ができないと教えられないんです。自分が知らないと教えられません。

だから、学校の先生になってから微分の勉強、かなりしました。積分の計算、イヤって言うほどしました。ていうか、イヤって言いました。

今でも微分や積分ってきらいなんですけど、でも今日のお話には必要なんです。

微分とは

難しい話は置いておきましょう。

読者
微分をすると何になるの?

それはこの際どうでもいい。

読者
微分は何のためにするの?

君は目的がないと頑張れないのか!?人生ってそういうもんじゃないだろう!

読者
そもそも微分って何なの?

そんなこと、わたしにもわからん!

「微かに分かる」って書いて微分って読むんだ。分かってたまるか!

じゃ、積分は?「分かったつもり」って書いてあるだろう!それでいいじゃん。

とりあえず形だけ

とりあえず、形だけできるようになりましょう。

を微分すると になるんです。 を微分すると になるんです。

微分すると、右肩の数字が左側に落ちてきて、右肩の数字がひとつ減るんです。まあ、かんたん。

だから を微分すると になるんです。最後の5は、ただの数字。数字は微分すると消えてなくなるんです。そんなもんなんです。

もうちょっと頑張ろう

もうちょっとだけ頑張りましょう。分数の微分です。

の微分です。こいつを微分すると、 になります。

読者
どうして?

やかましい!微分のことは微分で考えろ!

・・・こうしてわたしは微分がきらいになりました。

つづきます。

https://hiro365.tarohiro.com/2016/02/19/zeta-5/

モバイルバージョンを終了