大きなのっぽの古時計〜♪
大きな古時計
大きな古時計って歌、あるじゃないですか。
「時計が壊れてじいちゃんが死んだ」っていう、あの歌。
じいちゃんが生まれた朝に買ってきて、100年間動いていたそうです。それも、休まずに。
労働基準監督署は一体何をしているんでしょうね。マスコミももっと取り上げるべきです。
どこが壊れたのか
そんな、労働基準法も真っ青のじいちゃんの時計。
超ブラック企業のじいちゃんの家。
かわいそうな時計の、どこが壊れたのか、検証しました。
大きな時計です。のっぽの時計です。おそらく大きな柱時計でしょう。
時計の振り子は1秒で往、次の1秒で復と、2秒で1往復するような、ゆっくり動く大きな時計を仮定します。
1分は60秒です。2秒で1往復ですから、1分で30往復します。
1時間は60分です。1時間で30×60=1800往復します。
順番にうるさい人がいる
ここで、小学校の先生とか、理科の先生なんかは、「60×30は、答えは同じだけど意味が違う」などと言い出すんですよね。
べらんめぇ!整数は積に関してちゃんと交換法則が成り立ってるんだ!意味が違うだと?数学的には同じだ!アーベルに謝れ!
取り乱すんじゃない
・・・失礼。取り乱しました。続けましょう。
1日は24時間です。1800×24=43200。一日に4万回以上も往復するんです。あの大きな振り子は。
1年は365日。43200×365=15768000。なんと1年間で1500万回以上の回数を往復します。
じいちゃんの時計は100年間動いてました。
15億7680万往復です。気の遠くなるほどの回数です。
100年間にうるう年が25回あります。つまり、これにあと25日分加わるんです。
こんなこと言う奴がいますよね。じゃ、その誤差をもらってあげますから、今すぐ108万円持ってらっしゃい!
100年間で合計1577880000往復したんです。大きな時計の大きな振り子が。
人間に例えよう
振り子の運動です。行ったり来たりのくりかえし。
わたしたち人間が同じような動きをするとしたら何か。
反復横跳び
いわゆるサイドステップ。1秒で片道、2秒間で1往復のサイドステップなら、普通のアスリートにとってはスローモーションです。
これを1日に43200往復、やってみましょう。おそらく、確実に膝か足首をやられます。
スクワット
左右が無理なら、上下で行こう。スクワットでいきましょう。
1秒で座って、1秒で立つ。2秒で1回のスクワットなら、やっぱりスローモーション。
これを1日に43200回。
・・・ダメでしょう。間違いなく膝と腰をやります。
プロレスラーでも、10000回はやらないはず。ソースはありませんけど。
腕立て伏せ
下半身がダメなら、上半身だ。腕立て伏せで行きましょう。
1秒で下ろして、1秒で上げる。2秒に1回の腕立て伏せ。
43200回・・・あかん。無理や。
肘と肩がイカれる前に、おそらく上がりません。どこの誰が4万回も腕立てできるんだ。
なんとなく分かった
サイドステップにしても、スクワットにしても、腕立て伏せにしても、壊れるのは関節です。ジョイントの部分です。
となると、時計で壊れたのはおそらく振り子の根元のジョイントの部分だと推察します。
15億回も往復すれば、そりゃすり減るさ。ガタもきますよ。
100年もったのがすごいんですよね。
それにしても、2秒に1回を積み重ねると、とんでもない回数になるんですね。
わたしの体にも、それ以上のスピードで休まずに動き続けてるところがあるんですが。
・・・なんだかドキドキしてきました。