鹿児島で行われたマルちゃん杯に波多江柔道の選手引率で行ってきました。
試合は残念ながら負けてしまいましたが、その帰り道に、一緒に行った息子2号と霧島神宮に寄り道。
お参りをしてきました。
霧島神宮
鹿児島県霧島市にある霧島神宮。
旧社格は官幣大社。主祭神は瓊瓊杵尊です。
坂本龍馬が新婚旅行で訪れたことでも有名ですね。
わたし自身、12年ほど前に来たことがありました。
さざれ石
本殿に向かう参道の途中に「さざれ石」があります。
国歌「君が代」に出てくる「さざれ石」です。
さざれ石とは、本来「小さな石」という意味です。
国歌に詠まれている「さざれ石」
この石は学名を石灰質角礫岩と云う。石灰石が雨水に溶解してその石灰分をふくんだ水が時には粘着力の強い乳状体となり、地下において小石を集結して次第に大きくなる。やがてそれが地上に顕れて国歌に詠まれる如く、千代、八千代年をへてさざれ石巌となりて苔のむすと云う状は、実に目出度い限りである。
この石は国歌発祥の地と云はれる岐阜県揖斐郡春日村の山中で発見されたもので、その集結の過程状態はこの石を一見してよく察することが出来る。
右の文章は昭和三十七年文部省の中庭に贈呈された「さざれ石」の木札に記されたものと同文であり、国歌に詠まれている「さざれ石」については岐阜県揖斐川町出身の故小林宗一(号宗閑)氏によって発見解明されました。
君が代
「君」の指すものは、もちろん天皇陛下であり、天皇は国歌の象徴ですから、「君が代」は「日本国の栄えている世の中」を指すものでしょう。
日本国の繁栄が千代に八千代に、つまりず~~っと長い間続きますように、という歌ですよね。
どれくらい長い間かというと、さざれ石のような小さな石が、雨水や海水に含まれる石灰分やミネラルなどの付着によって少しずつ大きくなって、砂利石が大きな石になって、岩になって、巌になって、その上に苔が生えるほどに長い時間。
そのくらい長い時間のあいだ、日本という国が繫栄しますように、という歌ですよね。
これだけの意味を、5,7,5,7,7のたった31文字(字余りがあって32文字)で表現するなんて、本当に日本語ってすごいです。
国家の繁栄を祈る歌
国家の繁栄を祈る歌。それが国歌ですよね。
どの国も、自分の国の繁栄を祈り、誇りを持って国歌を歌っています。
残念ながら、我が国は世界一国歌を大切にしていない国ではないかと思っています。
わたしは柔道をやっています。選手としてオリンピックや世界選手権に出場できるような選手ではありませんでした。
現在は指導者として、親として、若い世代に柔道を指導しています。
わたしの教え子が、あるいは息子たちがオリンピックに出場し、金メダルを獲得し、表彰台の一番高い所で誇らしい顔をしているときに、間違ってほかの国の国歌が流れてしまったら。
考えただけでゾッとします。絶対にあってはならないミスです。
国歌は誇り高く歌う歌です。日本の国歌は素晴らしい歌です。
霧島神宮でお参りし、改めてそう感じました。