30日間1日1本マクロ生活、12日目です。
6で割って1余る数、5余る数
マクロを書く準備は、0日目に記事を書きました。
マクロを書く準備早速マクロを書こうと思ったんですが、マクロって何?食えんの?って人もいると思うんで、丁寧に行こうかな、と。マクロってのは、通常は人間の手でやるような作業を、プログラムを書くことで機械に自動的にやらせるってことです。Excelの場合はVBA(Visual Basic for Application)という言語を使ってマクロを書きます。まずはその準備を。Excelを起動すると、ワークシートが現れます。ここでキーボードの「ALT+」を押してください。はキーボードの上方にあるファンクションキーの11番です。すると、このウィンドウが開... 0日目 マクロを書く準備をしよう【30日間1日1本マクロ生活】 - わたしの日常に価値はありますか? |
今日は、11日目の続きです。
11日目は6で割って1余る数と5余る数をチェックしました。
30日間1日1本マクロ生活、11日目です。6で割って1余る数、5余る数マクロを書く準備は、0日目に記事を書きました。今日は、割り算の余りを考えます。6で割って1余る数と5余る数をチェックします。1列目に1から10000までの乱数を100個並べ、それらが6で割って1余る場合と5余る場合、2列目にその数の平方根以下の最大の整数を書きます。さっそくコードをSub 六で割って余りが一か五() y = 1 Do Until Cells(y, 1) = "" n = Cells(y, 1) If n Mod 6 = 1 Or n Mod 6 = 5 Then Cells(y, 2) = Int(n... 11日目 6で割って1余る数と5余る数をチェックしよう【30日間1日1本マクロ生活】 - わたしの日常に価値はありますか? |
今日は6で割って1余る数、5余る数を判定するのではなく、生成します。
とりあえず、100以下の整数でやりましょうか。
さっそくコードを
Sub 六の倍数プラス1プラス5()
y = 1
n = 1
c = 4
Do While n
では、解説します。
nに6で割って1余る数と5余る数を入れていきます。
ですから、最初の数は1です。
cに4を入れておき、書き出し終わったらnにcを足します。
当然、1⁺4で5になります。6で割って5余る数です。
c=6-c
今回最大のポイントです。
cに4が入っていて、c=6-cを代入しなおすと、6-4で2になります。
次にc=6-cを代入しなおすと、6-2で4に戻ります。
つまり、4,2,4,2,4,2,4,2,…と繰り返す仕組みです。
6で割って1余る数に4を足すと、6で割って5余る数になります。
6で割って5余る数に2を足すと、6で割って1余る数になります。
つまり、6で割って1余る数と、6で割って5余る数が繰り返し出てくる仕組みです。
これをnが100未満の間繰り返します。
実行結果
マクロを記述するウィンドウの「Sub」と「End Sub」の間にカーソルを置いて、画面上方の再生ボタン的なアイコン(右向きの三角形)をクリックするか、[F5]キーを押します。
このように、5で割って1余る数、5余る数が順に表示されました。
一番下はこんな感じですね。きちんと最後まで処理されています。
なんのために?
昨日に引き続き、この処理、何のためにやったんでしょうね。
6で割って1余る数と5余る数?
この時点では何の役にも立ちません。でも、このお話にはさらに続きがあります。
数学をかじっている方なら、この先に何があるのかお分かりですね。
Excelは便利
悔しいですが、Excelは便利です。
Microsoftにお金を払うのは癪でしょうがないんですが、Excelばかりは仕方がない。
マクロを書くようになると、Excelからは離れられないですね。
30日間、頑張ります。