サボりまくってます
みなさま、ご無沙汰しております。すでに3月も半ばを過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。今年に入り、いや、昨年末からこのブログ、更新をサボりまくっておりまして、なんとこれが今年最初の投稿でございます。新年のご挨拶がまだでした。みなさん、あけましておめでとうございます。
過去形
いや、違いますね。「あけましておめでとうございます」は、あけましておめでたいときに使う言葉です。すでに3月。あけましておめでたい時期はとうの昔に過ぎ去っております。「過ぎ去る」と書いて過去。「あけましておめでとうございます」を過去形にする必要があります。
「ます」の過去形は「ました」。つまり、「あけましておめでとうございます」の過去形は「あけましておめでとうございました」とするべきですね。
あらためて、皆様、あけましておめでとうございました。今年もよろしくお願いいたしました。
・・・これもおかしいですね。「お願いいたしました」はわたしがみなさんに「すでに、今年もよろしくお願いします、と言った」という意味になります。でも、わたしは今年初めてみなさんにご挨拶しているわけですから、まだ「よろしくお願いします」と言ってません。つまり、まだよろしくお願いしてません。だから、ここは「今年もよろしくお願いします」と言うのが正しいわけです。
遅刻
話は変わらないようで変わりますが、朝、遅刻してくる生徒がいたりします。すでに集合時間を過ぎ、授業が始まっているにも関わらず、遅れて教室に入ってくる生徒がいたりします。礼儀正しく「おはようございます」と挨拶をしてくるわけなんですが、これもおかしいと言えばおかしいんです。だって、遅れてるのですから。すでに「お早くない」のです。
では、どのように挨拶をすればいいのか。
おはようございません
「おはようございません」と言えば、「すでに早くない」という意味として正しいですね。しかし、これは挨拶の言葉としてはいかがなものでしょうか。なんだか「あなたとは挨拶をしません!」と、相手とのコミュニケーションを一切遮断しているかのようなニュアンスを感じます。正しい言葉を発して、相手との関係を良好にするための挨拶を交わしているつもりでも、相手との関係がぶっ壊れる可能性を秘めています。
おそようございます
では「おそようございます」はどうでしょう。お早くないので、遅いんです。ただし、これは大きな問題があります。「おそようございます」は語呂はいいのですが、なんせ「おそよう」という言葉が根本的に正しくない。「早い」が「早う」に変化するのは正しいですが、「遅い」が「遅う」となることはあっても「遅よう」と間に「よ」が入ることはありません。
おはようございました
やはりここは過去形でしょう。お早くないんです。でも挨拶は交わしたい。早かったのは過去の話。すでに遅いのです。ですから、挨拶としては「おはようございました」。これでしょう。
だって、食べているときに「美味しい!」と感想を述べます。食べ終わった後は「美味しゅうございました」でしょ。話を聞いているときに「面白い!」。で、話を聞き終わった後は「面白かった」です。
「もう少し早い時間に来ることができれば『おはようございます』だったんだけどねえ。すでに、おはようございますの時間は過ぎちゃったんだよね。残念ながら、おはようございました。」
これが正しいニッポンの挨拶でしょう。
くだらない
どうもすみません。今年もくだらないことばかり言って、みなさんの時間をロスさせることに全力を尽くしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたしましょう。