第67代横綱武蔵丸の武蔵川親方のセリフがしびれました!
朝、出勤前にふとテレビで流れていたコマーシャルを見ると、第67代横綱・武蔵丸の武蔵川親方が出ていました。
第67代横綱武蔵丸の武蔵川親方
弟子に稽古をつけている風景で、十数秒映像が流れたあと、武蔵川親方のセリフと、画面にテロップが現れ、その言葉にしびれました。
❝東大に合格するより、横綱になる方が難しいんだよ。❞
これはしびれました。すごいですよ。「東大合格」と「横綱昇進」が比較できるようなものではない、とネット上では言われているようですが、直感的に横綱になる方が難しいというのが正しいことがわかります。
そこで、武蔵川親方の主張が正しいのかどうか、考えてみました。
東京大学
日本の最高学府、東京大学です。世界大学ランキング2014-2015では第23位、アジアでは1位です。
2014年度入試では、志願者数12,462名、入学者数3,159名、平均倍率は3.94倍です。
横綱
大相撲の最高位、横綱です。天下無双、日下開山、横綱の地位にふさわしい品格と力量が要求されます。
日本相撲協会に所属する力士は約600名程度です。その中で、横綱は現在3名。白鵬と日馬富士と鶴竜です。
この数字だけ見れば、全力士に対する横綱の割合は200分の1です。
東京大学と横綱の比較
人数
東京大学は毎年15,000名ほどが受験し、3,000名の合格者、入学者を出します。つまり、東大入学者は毎年3,000名ずつ出ています。
一方、西暦1640年台に初代横綱・明石志賀之助が誕生(想像上の人物であるという説もあります)して以来、現在までに71人の横綱がいます。
横綱に比べ、東大入学者は圧倒的にたくさんの人数がいます。
努力でなんとかなる
私が、今日から仕事をやめて、心の底から努力して、死ぬ気で勉強に取り組んだら、もしかしたら10年くらいすれば東京大学に合格できるかもしれません。いや、できるでしょう。全てを失うと思いますが。
私が、今日から仕事をやめて、心の底から努力して、死ぬ気で相撲に取り組んだら、10年で横綱になれるでしょうか。
賭けてもいい。絶対に無理です。私が10年頑張って横綱になれるなら、それより何百倍も頑張っている現役のお相撲さんたちはみんな横綱になってますよ。
勉強は、いくら年をとってもできます。50になっても、60になっても、学力は上がっていきます。
50や60の新横綱なんて聞いたことありません。年をとればとるほど、体力は衰えていきます。
東大は努力で合格できます。横綱は努力だけではなれません。
じゃ、横綱が東大に合格できるのかよ
こんな反論も、ネット上に飛び交っています。私は確信を持って言えます。合格できるよ!
横綱が、真剣に相撲に取り組んだ時間と同じ時間をかけて、同じくらい真剣に勉強に取り組んだら、間違いなく東大に合格できると思います。
東大生が、受験勉強と同じくらい真剣に相撲の稽古に取り組んだところで、横綱にはなれないでしょう。
結論 武蔵川親方の主張は全面的に正しい
私は、東大生をバカにしているのではありません。
「東大入学」と「横綱昇進」の難易度を比較したときに、どちらがより難しいのかを考えると、どう考えても横綱のほうが難易度が高いと言わざるを得ない、ということなんです。これは東大生をバカにしていることにはなりませんよね。
これを比べて何になるのかって?別に何にもなりませんよ。ただ、気になったから考えてみただけです。はい。