政党支持率に見える数字のマジック|数学奇人たちの生態
政党支持率ってありますよね。
政党支持率
自民党の支持率が上がったとか、公明党の支持率が下がったとか。
あれをみて、少し違和感を覚えたので、考えてみました。
世論調査
NHKの世論調査による、各政党の政党支持率の推移です。
これを見ると、6月から7月にかけて、
- 自民 -1.1
- 民主 -1.7
- 公明 +0.6
- 維新 -0.1
- 共産 -1.1
- 次世代 +0.1
- 社民 -0.2
- 生活 +0.4
といった感じです。軒並み政党支持率が下がっているとの報道ですよね。
報道では、自民党の支持率が下がっているということを強調しているんですが、違うんじゃないか、と。
日本を1000人の村だと考えてみた
日本が1000人の村だとすると、6月から7月にかけての各政党の支持者は
- 自民 358人→347人(11人減)
- 民主 94人→77人(17人減)
- 公明 36人→42人(6人増)
- 維新 26人→25人(1人減)
- 共産 44人→33人(11人減)
- 次世代 0人→1人(1人増)
- 社民 9人→7人(2人減)
- 生活 0人→4人(4人増)
これ、どうですか。358人いたのが11人減るのと、44人しかいなかったのが11人減るのは、同じではないと思うんですが。パーセンテージってこういうことですよね。
自民党の支持率より、安保法案に反対している党の支持率が大幅にダウンしているように見えるのは私だけじゃないと思うんですけど。
自民党がやっていることがいいかどうかは別として、報道が数字をねじ曲げて自分たちに都合のいいようにデータを加工するいい例だと思います。
数学に触れて、数字を正しく認識することは大切ですね。数字で私たちをマインドコントロールしようとしている人たちは確実にいます。はい。