ひい、ふう、みい。日本古来の数え方 ここにもいたよ数学奇人
日本古来の数の数え方「ひい、ふう、みい・・・」。これを考えた人も数学奇人だったのでしょうか。
ひ、ふ、み、よ、・・・
日本古来の数の数え方、ひ、ふ、み、よ・・・ですが、とても興味深い数え方なんです。
この数え方を考えた私たちのご先祖様、きっと数学奇人だったに違いありません。
1 | ひ |
2 | ふ |
3 | み |
4 | よ |
5 | いつ |
6 | む |
7 | なな |
8 | や |
9 | ここ |
10 | とお |
生活に密着した数
10以下の自然数です。きっとモノを数えるために作られた数です。生活に密着したものであったに違いありません。
1は「ひ」。2は「ふ」です。
3は「み」。6は「む」です。
4は「よ」。8は「や」です。
5は「いつ」。これは「つ」に注目してください。10は「と」です。
どうですか?気付きましたか?
2倍、半分
1の2倍は2です。1と2は「ひ」「ふ」でハ行。
3の2倍は6です。3と6は「み」「む」でマ行。
4の2倍は8です。4と8は「よ」「や」でヤ行。
5の2倍は10です。5は「(い)つ」、10は「と」でタ行。
2倍、半分の関係で、同じ行の文字が当てられているんです。
生活に密着したことば
3人家族の家で、6つ買っても8つを買うことは少ないですね。分けられないから。
4人家族が8つのものを買うことはあるでしょう。でも、7個は買いません。分けられないから。
私たちのご先祖様が、そんなことを考えて「ひ、ふ、み、・・・」を作ったのかどうかは、誰にも分かりません。
でも、これってしびれませんか?すごいですよ。「ワン、ツー、スリー」や「アン、ドゥ、トロア」にどんな歴史があるか、わたしは知りません。でも、「ひ、ふ、み」は日本が世界に誇れるものだと思うんです。
今もいますが、昔も数学奇人っていたんでしょうね。
「いたんでしょうね」を変換したら、「異端でしょうね」と出ました。なんだかパソコンと会話してるような気になりました(笑)