センター試験の直前に確認しておく3つのこと
大学入試センター試験が近づいてきました。
大学入試センター試験
大学入試センター試験が目前です。
多くの受験生にとっては、やっとスタートラインですよね。報道なんかでは、「ついにセンター試験」「やっとセンター試験」「いよいよセンター試験」みたいな言われ方をしていて、あたかもセンター試験が大学入試の総決算のようなニュアンスで伝わってます。
でも、大学入試を少しでもかじっていれば、センター試験が一番最初の一般入試だということは常識です。ここから今年の大学入試が始まるんです。
でも、志望する大学によっては、センターの比重が重く、センター試験の結果でほとんど合否が決まってしまうところもありますので、一部の受験生にとっては「センター試験が天王山」というのは間違いじゃないんです。
まあ、センター試験が大事な試験であることは間違いありません。すべての受験生がこのテストに向けて万全の準備をしていることでしょう。今回はセンター試験に臨むにあたって、直前に確認しておく3つのことを紹介しておきましょう。
携行品
何はともあれ携行品です。持っていくものです。
うちの息子たちと嫁の間でも、毎日のように夜寝る前に繰り返されるショートコントがあります。
っていうショートコントです。毎日です。エブリデイです。エブリナイトです。
これが面白ければ、何度聞いてもいいんですが、全く面白くない上に、誰もアンコールしないのに繰り返されるんです。かんべんしてくれ。
鉛筆
センター試験に最低限持って行くべきものです。これが無ければマークできません。
センター試験は問題を解きに行くのではありません。解答用紙にマークをしに行くんです。ぬり絵をしに行くんです。
どんなに完璧に問題が解けていても、解答のマークの欄が間違っていれば0点です。
どんなに間違った答えを出しても、どんなに答えがわからなくても、塗ったマークが正解ならばマルです。
センター試験は問題を解くのではなく、正解を塗りつぶすテストです。ですから、鉛筆が無ければ絶対にアウトです。
ですから、まずは木を切りに行きましょう。鉛筆にはアメリカ産のヒノキが使われているようなので、合衆国に行って下さい。木を切って、鉛筆を作るところから始めるのが大切です。
木だけでは鉛筆になりません。芯が必要ですね。黒鉛と粘土を練って作ります。黒鉛は中国、粘土はドイツの物を使うので、それぞれ取りに行きましょう。
え?そんな時間がない?それなら仕方がありません。買うしかないですね。
五角形の鉛筆です。人間工学上、使いにくいことこの上ありませんが、縁起物です。「五角」が「合格」に掛かってるんですね。
消しゴム
マークした答えが全て完璧とは限りません。人間のやることです。間違いはあります。その間違いを訂正することのできる、受験生にとっての最強のアイテムが消しゴムです。
ポリ塩化ビニルにフタル酸系可塑剤を加えて固めたら出来上がりですので、どこの家庭でも簡単に作れますよね。
え、これも作れない?しかたがないなぁ、のび太くん。
五角消しゴムです。消しゴムは角が多いほど消しやすいものです。たった5つしか角がないので、少し消しにくいかもしれませんが、これも縁起物です。「五角」が「合格」です。
でも、「合格」を消しちゃ縁起悪いですよねぇ。
時計
会場には時計はまずありません。絶対と言ってもいいかも。
だって、時計を置いといて、万が一電池が切れたり、時間が狂ったりしたら、それを見て失敗した受験生から訴えられて裁判沙汰です。
会場は時計を設置して、いいことなんてひとつもありません。じゃ、外すでしょ。
ケイタイやスマホの時計は使えませんよ。ケイタイやスマホは、試験中にYahoo!なに袋か知りませんけど、質問して答えを盗み見るために使うのであって、時間を確認するために使うものではありません。
受験票
受験票は、確かに忘れてはならないアイテムです。でも、忘れてもなんとかなるアイテムです。
わたしも長く学校の教員をしています。今までに何人も試験の日に受験票を忘れてしまった生徒を見てきました。
でも、受験票を忘れたからといって、受かるはずの生徒が不合格だった、ということはほとんど無かったように思います。受験票は再発行できるんです。正しく手続きをすれば、全く問題ないんです。
でも、「受験票を忘れた」という精神的なダメージを引きずってしまうと、平常心を保てないですよね。これは明らかな不利です。だから、忘れないに越したことはない。
万が一忘れた時のために、再発行の手続きがスムーズにできるような工夫をしておきましょう。一番いいのは、受験票をスマホのカメラで撮っておくことですね。これで、受験票に書かれているすべての情報が目で見て分かります。手続きが早く終われば、受験票を忘れたダメージも最小限に留めることができるはずです。
ただ、受験票は大事なアイテムです。受験票を手に入れてすぐにやることはみなさん分かってますよね。
インクの切れたボールペンと定規を用意します。受験票の一番端に、定規の1mmごとに目盛りを写しとります。書けないボールペンで。1mm単位の見えない目盛りがついていれば、テストのときに持ち込めないはずの定規の代わりになりますね。
数学の図形なんかでは、超☆正確に長さを測って図を書けば、計算しなくても答えがわかることも少なくありません。
まあ、本当にやったら不正行為ですけどね!
食料
センター試験は結構な長丁場です。お腹も空きます。
「腹が減っては戦はできぬ」などと言うやつは、満腹であっても大した働きはしないので無視すればいいんですけど、何かを食べて有利になるのであれば持って行くべきですね。
場所
何はともあれ会場です。センター試験がどこで行われるのか、自分がどこの会場で受験すればいいのか、これを確認しましょう。
所在地の確認
所在地の確認には地図が必要です。とりあえず、ゼンリンに就職しましょう。そして地図を作り、試験会場の所在地を確認します。
ゼンリンは大企業です。採用者の出身を調べてみると、
北海道大学、弘前大学、東北大学、福島大学、筑波大学、茨城大学、群馬大学、お茶の水女子大学、一橋大学、東京外国語大学、千葉大学、首都大学東京、横浜市立大学、慶應義塾大学、明治大学、中央大学、法政大学、立教大学、東京薬科大学、日本大学、東京造形大学、成蹊大学、神奈川大学、フェリス女学院大学、滋賀県立大学、和歌山大学、大阪大学、神戸大学、神戸市外国語大学、兵庫県立大学、関西大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学、京都女子大学、大阪経済大学、岡山県立大学、広島大学、下関市立大学、北九州市立大学、九州大学、福岡女子大学、九州工業大学、佐賀大学、大分大学、長崎大学、熊本大学、熊本県立大学、鹿児島大学、琉球大学、西南女学院大学、福岡大学、立命館アジア太平洋大学
とあります。とりあえず、大学を卒業しなければ勝負にならないようですね。そのためにはセンター試験で好成績を残す必要がありそうです。じゃ、まずセンター試験を受けなきゃ。
あれ?ぐるぐる回ってる。
交通手段
試験場までの交通手段を確認しましょう。
親から車で送ってもらうのは絶対にやめましょうね。公共交通機関の遅延であれば、何らかの対応がなされることもありますが、自家用車が渋滞に引っかかって遅刻した場合、何の言い訳もできません。
やっぱり、ヘリで行きましょう。どこの家庭にもある屋上のヘリポートから自家用のヘリコプターに乗って、会場に行くのが最も早いですね。
ただ、多くの会場ではヘリポートを準備していませんので、近くの砂浜や空港に着陸することになるかもしれません。そこから走っていくか、最寄りの公共交通機関を利用して会場の最寄り駅まで乗っていけば、たどり着くことができるでしょう。
じゃ、最初から最寄りの公共交通機関でいけばいいじゃん。
最後の追い込み
何はともあれ勉強です。センター試験は試験です。試験に勉強をせずに臨むなんてありえません。
最後に何の勉強をするべきかって?そんなもの、満点をとる自信のない科目に決まってるじゃないですか。
ま、まさか満点をとる実力がないのにセンター試験を受ける人はいないですよね。
センター試験って、内容は基礎なんです。基本なんです。時間が無制限であれば、満点とって当たり前のテストなんです。時間無制限で満点とれない人が、時間制限のあるテストでどうやって満点とるんですか?
っていうか、なんで満点目指してないんですか?満点以外は点数じゃないですよ。「このくらいでいいか」と思っていたら、このくらいの点数も取れません。
100点満点で、失敗して90点取って悔し泣きする人と、大まぐれで90点取って大喜びする人。どちらも90点です。結果はそれでOKです。でも、過程が全く違いますよね。前者は万全の準備でテストに臨んだ受験生。後者は準備が間に合わない状態でテストに臨んだ受験生です。
前述のように、センター試験は大学入試のスタートラインです。前者はセンター試験の後も頑張れます。後者はあやしい。非常にあやしい。
だから、準備しましょう。今できることをしましょう。やれるだけのことをやって、「90点で悔しい」のレベルになりましょう。センター試験に間に合わなかったとしても、その次に待っている試験のために頑張りましょう。
とにかく頑張って!
何はともあれ、センター試験まであと少し。受験生の皆さん、頑張って!結果オーライは受けた後の話。今は事前にできることをできる限り頑張って!