デブのクセに1001という車のナンバーをよく見かけるので調べた
車を運転していると、信号で止まったときなどにまわりの車のナンバープレートが気になりませんか。わたしはすぐに前を行く車やすれ違う車のナンバーが気になってしまい、見てしまうんです。
そんな中で、最近「1001」というナンバープレートをつけた車をよく見かけるんです。気のせいかと思っていたんですが、間違いなく多い。
1001という数が何か流行っているのか、1001という数に何か不思議なモノでもあるのか、と思い、調べてみました。
1001はエンジェルナンバー
エンジェルナンバーって知ってますか。1001を検索すると、かなり上位に出てくるワードです。
私たちの周りには常に天使がいて、その天使が数字を通じて私たちにメッセージを送っていくれていると考えます。車のナンバープレートや時計、レシートの数字など、ふとした時に見る数字が、何度も同じ数字の組み合わせだったことはありませんか?それは今のあなたに必要な天使からのメッセージかもしれません。
うおお!うさんくせえ!強力にうさんくせえ!
わたしの周りに天使がいるですと?見えませんけど、何か?
加齢から来る心身の疲労を癒すための低周波治療器に使用する「電池が要る」なら分かるんですけど。
エンジェルナンバー1001の意味
エンジェルナンバーっていくつもあるらしいんですね。その中に1001が含まれています。
一つ一つのエンジェルナンバーに意味があるらしいんですけど、1001の意味は
あなたの思考を神の光と愛に一致させてください。
・・・もうね。意味がわかりません。なんですか、この不思議ちゃん的な感じ。
そんなこと考えながら運転してたら、神の光と愛に包まれて、フランダースの犬の最終回みたいに天使が迎えに来ちゃいますよ。
1001は回文数
数字と言えば、数学奇人の登場でしょう。
1001は「回文数」の一つです。
回文数とは、上から読んでも下から読んでも同じ並びの数のことを言います。
「しんぶんし」的なやつです。「たけやぶやけた」的な感じのやつです。
「山本山」はひらがなで書くと「やまもとやま」で回文ではありません。
1001は逆に書いても1001なので、回文数です。
不思議なのはそれだけじゃない
1001の不思議なのは、それだけじゃないんです。
どうですか。1001は2乗しても3乗しても4乗しても、全て回文数なんです。
一般に、回文数を2乗しても回文数になるとは限りません。
これは回文数ではありませんよね。
1001は楔数
1001を素因数分解すると、 です。これはすごくないですか。
2の倍数ってすぐ分かりますよね。1の位を見て2,4,6,8,0だったら2の倍数です。
3の倍数は、そこにある数を全部足してみて、その合計が3の倍数だったら、もとの数も3の倍数です。1001は なので、3の倍数ではないんです。
5の倍数は、1の位が5,0だったら5の倍数。もちろん1001は違います。
このように、2,3,5の倍数は判別が簡単なんです。逆に、それ以外の数はそんなに簡単に判別できないんですね。
数学をやっていると、7の倍数、13の倍数なんていうのは、あまり扱いたくない数なんです。
それが、よりによって7と11と13の積だなんて、これはかなり不思議。
異なる3つの素数の積で表される数を「楔数(くさびすう)」といいます。
一番小さい楔数は です。1001は小さい方から数えて136番目の楔数です。
1001は3乗+3乗で表現できる
高校1年生で習う因数分解の公式に
というものがあります。
1001はこの に を代入したものです。
つまり
となるので、実は11の倍数であることはすぐに分かるんです。
なんに使うかよく分からない因数分解ですが、こんなところで役に立つんですね。
ちなみに、1001が11の倍数だと分かることで、なんの役に立つのかは、考えてはいけないことになっています。
同じ理由で、100001や10000001も11の倍数です。不思議ですよね。
まとめ
まとめると、1001をナンバープレートに付けている人は、周りに天使がいて、思考を神の光と愛に一致させている、新聞紙に火を付けて竹藪を焼いてしまった、7月11日13時に参上した不思議ちゃんだ、ということですね。
数字って、本当に面白いですね。