ブラックモンブランがまさかの九州ローカル! 食べずに一生を終える人がいるなんて!
ブラックモンブランを知ってますか?みんな知ってると思ってました。
ブラックモンブラン
アイスを買いにスーパーやコンビニに行き、アイスがたくさん詰まった冷凍庫の中から自分の食べたいアイスを選ぶときって、すごく楽しいひとときですよね。そんな中、このブラックモンブランは、私にとってかなり選ぶ率の高いアイスです。
とりあえず、名前がなんとも言わせません。
「ブラックモンブラン」ですよ。「ブラック」はもちろん「黒」ですよね。
「モンブラン」はフランス語で「白い山」という意味です。「モン」が英語でいう「マウント」です。「山」ですね。「ブラン」が「白」を意味します。
完全に意味がわかりません。「ブラックモンブラン」ですよ。「黒い、白い山」です。真逆です。「まずい、うまい棒」みたいな。「右の左手」みたいな。「音速のカタツムリ」みたいな。
とにかく美味い
このブラックモンブラン、値段の割にはとにかく美味い。
まず、袋から出すと確実にポロポロとこぼれる、外側についているザクザクのやつ。この歯ごたえがたまりません。
ザクザクのやつの土台は、アイスにコーティングされたチョコレート。このパリパリ感も、まあ絶妙。
そして、コーティングのチョコの下から出てくる、アイス本体。このアイス、お世辞にも濃厚ではないし、抜群に美味いわけでもない。このアイスだけ食べたら、おそらくサッパリしたアイスで、物足りないでしょう。
そのサッパリ度合いが、外側のチョコとザクザクの甘さにちょうどいい。絶妙なんです。抜群のバランスなんです。
ブラックモンブランは定番
私にとって、ブラックモンブランは定番です。コンビニやスーパーでアイスを選ぶとき、間違いなく候補に入ります。
「ブラックモンブランはいつも食べてるから、あえて今日は他のにしよう。」
「ブラックモンブランはいつでも食べられるから、あえて今日は他のにしよう。」
「ブラックモンブランはなんだか当たり前すぎるから、あえて今日は他のにしよう。」
という感じで、他のアイスを選びます。なんだ、結局選ばれてないんじゃないか、と言われるかもしれませんが、そのくらい当たり前でスタンダードで身近なアイスなんです。
まさかの九州ローカル
先日、ネットでいろんなページを見ていました。ブラックモンブランについての記述がありました。お笑いのあるあるネタを聞くような気持ちでその記述を読んでいたとき、信じられない言葉が目に飛び込んできました。
「ブラック・モン・ブラン」はフランス語で白い山を意味する「Mont(山)+ Blanc(白)」を、英語のBlackが修飾しています。福岡では有名なアイスクリーム。二つの言語の形容詞の位置が含まれる便利な言葉です。
引用元: 修飾語の位置を気にしたらダンデライオン・パンナコッタ・オーデコロンなどの言葉の意味にハッとする – GIGAZINE.
・・・え?
・・・が修飾しています。福岡では有名なアイスクリーム。二つの・・・
・・・はぁ!?
福岡では有名なアイスクリーム。
意味がわかりませんでした。「福岡では」って。いやいやいや、ブラックモンブランは全国的に有名なアイスクリームでしょう。赤ん坊からお年寄りまで、誰にでも愛されるアイスクリームでしょう。
しかし、調べるとこれが本当だったんです。ブラックモンブランは佐賀県の会社で作られていて、九州ローカルのアイスクリームだったんです。関東や関西ではほとんど売られていないそうなんです。
ブラックモンブランに出会わずに一生を終える悲劇
ということはですよ。生まれて一度もブラックモンブランに出会うことなく、一度もあのザクザクを味わうことなく、ザクザクとチョコとふわふわサッパリアイスの絶妙のハーモニーを味わうことなく一生を終える人がいるなんて、信じられません。あまりにも不幸でしょう!
さらには、「トラキチくん」や「ミルクック」も九州ローカルだそうです。ありえません。
もしも私が将来、内閣総理大臣になって、東京に住まなきゃならない事態になったとしたら、コンビニに行ってもブラックモンブランやトラキチくんが無いんでしょ?そんな人生、耐えられません。
福岡に生まれた幸せ
逆に考えると、私は福岡に生まれて福岡で育ったおかげで、ブラックモンブランのある人生を送ることができています。それだけで、他の地方に育った人よりも幸せなんだと実感します。
そうすると、無性にブラックモンブランが食べたくなり、コンビニに走りました。上の写真を撮ったあと、むさぼるように美味しくいただきました。