画素数の高いカメラは要りません!画質を決める3つの要素




今は、写真を撮るのが本当に身近になりましたね。

ほんの20年位前まではフィルムカメラが主流でした。カメラ屋さんでフィルムを買い、カメラに入れて、12枚とか24枚の写真を撮って、現像に出して写真を楽しんでいました。

写真を取るのが身近になった

c4cc5999215fecc45af005ff1d038226_s

フィルムは、安いものもありましたが、1本500円位で買っていました。フィルムを現像に出して、現像代とプリント代で1000円くらい払っていたような気がします。

24枚の写真に2000円くらいのお金がかかっていました。その24枚には、当然失敗した写真も含まれます。

それが、今はどうでしょう。24枚なんて、10秒もかからず撮り終わっちゃいますよ。

失敗なんて、怖くありません。撮り損なったら捨てればいいんですから。だって、フィルム代もかからないし、現像する前に画面で確認できるから、撮り損なった写真にはお金がかかりません。

15年くらい前にフィルムの一眼レフを買って使っていましたが、とても今のような使い方はできませんでした。写真を撮るのが身近な時代になったものです。

携帯電話のカメラの普及

携帯電話にカメラ機能がついて、写真は私たちの生活にグッと近づいてきた気がします。

それまで写真を撮ることに無縁だった人たちが、気軽に写真を撮るようになりました。今では、気が付いたらすぐに写真を撮るのが当たり前の世の中になっています。

ケイタイのカメラも、コンパクトデジカメ(通称コンデジ)も、少し前では考えられないほどに画質が上がりました。

画素数もとんでもないことになっています。きれいな写真がいつでもどこでも取れる時代です。

画質を決めるのは画素数だけではない

コンデジやケイタイのカメラで撮る写真、数千万画素というとんでもない画素数になってます。

画素数だけでいえば、そこらへんの一眼レフよりも高いものも珍しくありません。

では、私が一眼レフを捨てて、このようなコンデジやケイタイカメラを使うかというと、絶対にNOです。写真の画質を決めるのは、画素数だけではないからです。

デジカメの画質を決める三大要素は

  • レンズ
  • 撮像素子
  • 画像処理エンジン

です。

レンズ

きれいな写真を取るために、レンズの性能はいくら追求しても終わりがありません。そして、最もお金のかかるのも、このレンズです。

一眼レフでは、「本体は消耗品。レンズは資産。」とよく言われます。私も最近、安いレンズを買いました。

Canon 単焦点レンズ EF50mm F1.8 STM フルサイズ対応 EF5018STM
キヤノン (2015-05-21)
売り上げランキング: 802

ズームが出来ない、足で距離を稼ぐ「単焦点レンズ」と言われるものなのですが、それまで撮っていた写真と全く違うんです。めっちゃきれいな写真が撮れます。同じカメラとは思えません。

このレンズについては、後日また詳しく記事を書きます。

撮像素子

ほとんどの方が聞き慣れない単語だと思います。「撮像素子」というのは、レンズを通ってカメラに入ってきた絵を、カメラが認識するためのセンサーです。このセンサーのサイズが大きければ、同じ絵でもたくさんの目で見ることができます。つまり、より精密な絵をカメラに認識させることができます。

06825f7f9317a9bb09e5dff9ca39fc17_s

フィルムカメラの時代は、フィルムに直接レンズからの光を当てて、撮影をしていました。そのフィルムの役割をするのが撮像素子、つまりセンサーです。

フィルムの一つの窓の大きさが36mm×24mmです。これと同じ大きさのセンサーを「35mmフルサイズ」といいます。プロ向けの一眼レフなどに搭載されているセンサーで、大変高額です。

一眼レフの普及機や、ミラーレス一眼カメラなどに搭載されているのが「APS-Cサイズ」です。23.4mm×16.7mmで、フルサイズと比べると面積は半分です。

  • 大量生産されているため、製造コストもかからず安価
  • 画角が狭いので、望遠撮影に強いが、広角撮影はやや苦手
  • フルサイズ用のレンズも使え、写真周辺部の画質が落ちにくい
  • サイズが小さいため小型で軽量な本体が主流
  • フルサイズと比べると、暗い場所での高画質撮影は苦手
  • フルサイズと比べると、背景がボケにくい

といった特徴があります。私の持っている2台のカメラは、いずれもこのAPS-Cサイズです。

スマホの撮像素子

IMG_2775-1024x768-580x435

上の写真は、撮像素子のサイズ比較です。一番右がフルサイズ、そのとなりがAPS-Cです。

一方、一般的なスマートフォンに搭載されている撮像素子は、一番左の「1/2.3型」です。コンデジでも、このセンサーを使っているものが一般的です。

こんなに大きさが違うんです。つまり、こんなに目の大きさが違うんです。画質の差が出て当然ですね。

画像処理エンジン

画質を決める3つ目の要素は画像処理エンジンです。

しかし、こちらはあまりにも分かりにくく、分かりやすく説明できる自信もありませんので、今回は省略します。

スマホやコンデジの高画素数は無用の長物

もうお分かりでしょうか。おもちゃのようなレンズと、小指の先の爪のようなセンサーで撮った写真を、大きく引き伸ばして何千万ピクセルといった高画素にしたところで、きれいな写真にはなりません。

画素数が上がれば、ファイルサイズも大きくなります。本当に無用の長物なんです。

じゃ、スマホやコンデジにフルサイズの撮像素子やすごくきれいに撮れるレンズを搭載すると、それは「コンパクト」なカメラではなくなるし、「携帯」できる電話ではなくなります。

餅は餅屋。写真はカメラで撮るもの。スマホのカメラは、メモやその場の状況をちょっと撮るにはすごく良いツールだと思います。

しかし、きちんと写真を撮るのであれば、やはりカメラを使うべきですね。

こちらの記事もどうぞ

一眼レフを選ぶ決め手は画素数ではありませんよ

物欲

Posted by Hirota