「松岡修造の人生を強く生きる83の言葉」 この本、元気になるよ。前向き加減がハンパない!
この本、すごいですね。元気になる事この上ないです
松岡修造の人生を強く生きる83の言葉
松岡修造といえば、テレビでも人気者の「スポーツタレント」です。テレビから聞こえてくる彼の声には力があります。みんなが元気になり、みんなが笑顔になります。
日めくりカレンダー「まいにち修造!」が話題だが
年末から、日めくりカレンダーの「まいにち修造!」が人気です。松岡修造のユニークかつ前向きな言葉に、日めくりカレンダーの形で毎日触れることができる、と話題になり、どこの書店に行っても品切れの状態でした。
しかし、じっくり読むなら絶対に本の方がいいです。2,3ページ読み始めたところで、完全にはまり込んでいる自分に気づきました。あっという間に20ページが過ぎていました。日めくりカレンダーではこうはいきません。
毎日一言、カレンダーをめくった時に言葉を読むのにはいいかもしれません。でも、じっくり読むのなら絶対に本です。
ただ前向きなだけではない
松岡修造の言葉で、なぜ元気が出るのか。
「言葉が前向きだから」と言う人がいます。でも、それだけではないと思います。
彼の言葉は、奇をてらったものも多いです。ぱっと見で強引に前向きに言っているだけのように見える言葉もたくさんあります。
しかし、その全てについて、ただ前向きなだけでなく「何故そう考えるのか」を的確に説明しています。そして、その説明が心に響くのです。
苦労した一流アスリート
彼自身が一流のアスリートでした。持って生まれた才能はもちろんあったでしょう。しかし、彼は一所懸命に努力し、苦労し、競技生活を歩んできました。そういった人の体験を交えた話だからこそ、読む者の心を打つのだと思います。
テレビではひょうきんでコミカルなキャラクターを演じていますが、スイッチが入った時の眼の力、言葉の力は半端ないものがあります。それはみんなが認めるところだと思いますし、その「熱さ」は、今の世の中が求めているもののようです。
うちの高校の生徒が、「松岡修造みたいな人が、家に一人いてほしい」と言っていました。正直耳を疑ったのですが、そういう熱い人を今の高校生は求めているようです。時代が求めているのです。
伝える力
ただ、苦労した人、努力した人の昔話がすべて読む者の心を打つのかというとそうではありません。情報は「伝える力」が無ければ、自分が思った通りには伝わりません。彼には抜群の「伝える力」があるのです。
私の今年の目標は「気付く、わかる、伝える」です。このブログのサブタイトルです。この本は、読んで元気になるだけでなく、より良く伝えるためにはどうすればいいのか、という勉強にもなりました。
一度読んで終わる本じゃない
この本は一度読んで終わる本じゃないですね。何度も何度も、それこそ日めくりカレンダーのように、目についた時に読み返すべき本です。買ってよかったです。