100分の1と10万分の1000は同じ数ですか?|数学的には同じ数です
数学的には同じでも、実際には違う数ってあるんですよ。
100分の1と10万分の1000
100分の1と10万分の1000は、数学的には全く同じ数を表します。
これが違う数だと言ったら、数学の先生の怒られます。
しかし、私はあえてこれを「違う数」だと主張します。数学の先生ですが。
100人の中の一人
100人の集団がいたとします。中学や高校の1クラスが40人だとすると、約3クラス弱の人数です。
朝礼のグラウンドで、この100人が並んでいたとしましょう。校長先生が話をしているとき、そのど真ん中の一人がふと右を向いたところで、これは全体にほとんど影響を及ぼさないでしょう。これが100分の1です。
10万人の中の1000人
10万人の集団がいたとします。ソフトバンクホークスの1試合平均の観客数が約3万3千人ですから、ホークス戦の3試合分の観客数の人数です。
大きな広場に、この10万人が並んでいたとしましょう。ステージで演説があっているとき、そのど真ん中に固まっている1000人が一斉に右を向いたとしたら、つられて右を向いてしまう人は100人や200人では済まないでしょう。これが10万分の1000です。
集団に与える影響
集団に与える影響と考えると、100分の1と10万分の1000では比べ物にならないほどの差があります。
どうでしょう。数学的には同じ数ですが、「同じ」で片付けられるものではないと思いませんか。