AutoDrawで絵心のないデブでもキレイなイラストが描けました
絵心がありません
わたしは全くと言っていいほど絵心がないんです。
「下手」とか、そういうレベルじゃなくて。
「笑える」とか、そういうレベルじゃなくて。
かぼちゃを描いたらリンゴにしか見えないし。
そのリンゴを描いたら今度はパソコンのマウスだと言われるし。
数学の教員は黒板に図を描く
わたしは数学の教員なんです。
数学の教員は黒板に図を描かなきゃならない場面があるんです。
もうね。地獄ですよ。
「 のグラフをx軸の周りに一回転させた回転体」なんて、どうやって書くんですか。
いや、これでも数学で飯を食ってますからね。頭の中では描けてますよ。
なんなら、頭の中ではグラフが回転するアニメーションまで鮮明に上映されてますよ。
でも、それを黒板とかノートとか紙とか、そんなところに描けと言われてもねえ。ムリっすよ。
絵が上手くなりたいですねぇ。練習したいんですけど、どういう練習をすればいいのかも分からないです。
AutoDraw
ネット上を徘徊してたら、AutoDrawってのを見つけたんです。
これ、すごいっすよ。
ページを開くと、タイトル画面。「Start Drawing」をクリックすると、白いキャンバスが出てくるんです。
このキャンバスに絵を描くんです。
もうね。憂鬱でしかない。
とりあえず、カタツムリを描いてみました。
どうですか、このクオリティ!残念さ加減がこの上ないでしょ。
どの口がこの絵をカタツムリだと言うのか、と。
全国のカタツムリたちに謝れ、と。
自動でカタツムリになる
ただね。このレベルの絵を、AutoDrawはカタツムリだと認識してくれるみたいなんです。
画面の上の方に「変換候補」が出るんですよ。
ぼちっとな。
ぶおおおお!カタツムリ降臨!
しかも、向きまで違う!
じゃ、清水の舞台から飛び降りるつもりでキリンでも描きますか。
・・・いやあ。ひどい。
じゃ、ぼちっとな。
マーベラス!
すごいっすよ。いや、マジですごい。
2つの効果
このAutoDraw、わたしは2つの効果があると思うんです。
一つ目は、わたしがいかに絵が描けないかを再認識する効果。
いや、分かってるんですけどね。イヤというほど分かってるんですけどね。描けないことくらい。
「カタツムリ」とか「キリン」とか、自分でお題を出しておきながら、渦巻きとか首が長い程度の特徴しか思い浮かばない。
さらに、それをどう描いていいのか分からない。
それを認識できる効果。すばらしい。
二つ目は、描けなかった絵を瞬時にキレイな絵に変換してくれることで、「なるほど、こう描くのか!」と気づかせてくれる効果。
カタツムリが描けなくて、カタツムリの写真を見せられたところで、描けないものは描けんのですよ。
キリンが描けなくて、キリンの写真をお手本に描いたところで、描けないものは描けんのですよ。
でも、描けなかった直後に、同じ色のペン、同じ太さのペンで、描いて見せてくれる。
こう描けばいいんだ、と理解できる。描けるかどうかは別として。
即座にその隣に描いてみることもできる。すばらしい。
何かに使えないかな
AutoDraw、ホントに素晴らしいです。
絵の練習をするだけじゃ、もったいない。
何か別のことに活用できないかな、と考えているところです。