ココナッツオイルでお米を炊くと、カロリーが抑えられる!|眉唾もののダイエットは嫌いですが、これは納得しました
最近話題のココナッツオイルです。日常的に摂取している方も多いと聞きます。
健康増進にココナッツオイル
ダイエット、ボディケア、ヘアケア、病気の予防など、様々な効果があるそうなのですが、驚きの研究結果を見つけました。
お米と一緒に炊いてカロリーを半分に抑える
ココナッツオイルをお米と一緒に炊くことで、カロリーを半分以下に抑えることができるという研究結果が発表され、話題になっています。
もともと、お米のデンプンは、炊いたあとに一度冷やすことで構造が変化し、消化されにくいデンプンに変わるということは知られていました。しかし、再加熱すると元に戻ってしまいますので、「美味しくいただく」という点について問題ありでした。ただ、「冷ご飯は消化されにくい」ことは事実のようです。
ここで、ココナッツオイルを使って炊いたご飯であれば、一度冷やしたあと再加熱しても消化されにくい状態が続き、通常の米よりも難消化性デンプンが10倍増加することがわかったのだそうです。
難消化性デンプンとは
難消化性デンプンとは、デンプンを加熱したあと冷却すると、再結晶化して構造が変化することでできる物質です。人の小腸では消化されず、そのまま大腸まで届いて腸内細菌の餌になります。腸内細菌によっていくつかの成分に分解されて、その中の一つであるプロピオン酸には脂肪燃焼効果があることがわかっています。
消化されないということは、体内に吸収されないということなので、結局食べなかったのと同じことですよね。さらに、その消化されなかったデンプンが、大腸で脂肪燃焼効果のある物質に変わるのですから、至れり尽くせりです。
どのように調理するのか
スリランカの研究グループ(米国化学会(ACS)の第249回全国会議にて発表:2015年)によれば、以下の調理法が紹介されています。
- 小さじ1杯のココナッツオイルを熱湯に加え、半カップの米を加え、コトコトと40分間煮る。
- その後12時間冷蔵する。(⇒これにより通常の米よりも難消化性のデンプンが10倍増加する。)
- 冷ご飯は、再加熱してもOK。(⇒難消化性デンプンのレベルに影響しないと言われている。)
- 特に冷やす工程は必要不可欠と言われています
障壁は価格面
色んな面において願ったり叶ったりのココナッツオイルですが、障壁は価格面です。
アマゾンで250g入で1491円(平成27年4月12日調べ)と普通の油に比べてかなり高価です。
私は「健康のためなら死んでもいい」と思っているので、買って試してみようと思っていますが、他の脂肪酸でも同様の効果を期待できないか 研究中であるとのことです。今後の研究成果に期待しましょう。